厳選良質温泉 秋田


ここでは、次のような条件を基にして良質な温泉を選びました。

   1、源泉100%もしくは加水が最小限である。
   2、掛け流しで循環ろ過をしていない。
   3、日帰り入浴ができる。
   4、お湯の管理や設備がよい。(泉質重視のため設備面で一部例外あり)
   5、同一温泉地で泉質が同じ場合は、ロケーション・設備等を重視して選択。
   6、共同浴場については、メンテナンスの良さや清潔感のあるところのみを選択。
   7、「美肌の湯」 の成分、メタケイ酸が温泉水1kg中に100mg以上含まれるところは数値を掲載。

なお、ここに挙げた泉質データは、あくまでも源泉湧出口のお湯を測定したものです。ですから、実際の浴槽に注がれるまで
の環境や方法等で、表記したデータとは、やや異なる場合があります。





須川温泉・栗駒山荘・硫黄泉(乳白色)
開湯は江戸時代中期とされ、高原の湯治場として親しまれてきた。栗駒山荘は、岩手・宮城・秋田の県境に跨る栗駒山(須川
岳・標高1627m)の、北側中腹に位置する1軒の公共施設で、岩手県境を挟んだ隣には 岩手須川高原温泉がある。

創業は明治時代で、近年、公共の宿としてホテル形式に改装されたので設備も充実している。ここの源泉は、隣りの岩手須川
高原温泉から引湯している源泉と自家源泉の混合泉で、「仙人の湯」 と名付けられたお湯は、マイルドな感じで白濁も強い。

内湯と露天風呂は、ともに長方形の広い木の浴槽で、内湯の一段下に露天風呂があるので、どちらも開放感があり周辺の
山々や湿原などが見渡せる。 また、晴れている時は 遠く鳥海山などの山々や夕日も拝め、まるで雲の上にいるような気分
になれる。

なお、この辺りは冬期間7mもの積雪で覆われるため、毎年11月〜5月ごろまでは閉鎖休業になる。(2010年5月 再訪)

    
左より、 「建 物」 ・ 「建物入口」 ・ 「内 湯」

    
左より、 「内湯からの眺め」 ・ 「露天風呂」 ・ 「露天風呂からの眺め」

 仙人の湯
泉 質・酸性・含鉄(U)・食塩-芒硝硫化水素泉(酸性・含鉄(U)・硫黄-ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型))
     低張性酸性高温泉 (岩手須川高原温泉源泉と自家源泉の混合泉)
泉 温・50.5℃(源泉)    pH・2.2    メタケイ酸 (H2SiO3)・230.5mg
特 徴・硫化水素臭、強酸味、源泉100%掛け流し
適応症・切り傷、火傷、慢性皮膚病、動脈硬化症、高血圧症など
風呂数・内湯(男1、女1) 露天風呂(男1、女1) 
所在地・秋田県雄勝郡東成瀬村椿川字仁郷山国有林(栗駒国定公園内)
T E L・0182-47-5111 
入浴のみ・大人600円 9:00〜21:00 (冬期閉鎖休業)
交通(車)・東北道一ノ関ICよりR342経由で約40km




● 泥 湯 温 泉

開湯は平安時代初期とされ、江戸時代には 安楽泉と呼ばれる湯治場として知られていた。 岩手・宮城の県境に近い山間に
ある小さな温泉で、現在 旅館は3軒しかない。

近くには、小安峡や川原毛地獄、川原毛大滝湯などがある。 (旅館など3軒、共同浴場なし)



★ 小椋旅館 ・酸性泉(茶色・灰白色)
「元祖山の湯」 を称する小椋旅館だが、建物や設備はだいぶ老朽化している。 しかし、茶色に濁った泥色のお湯はサラリとした
浴感で、湯上り後はよく温まり 飲泉もできる。

内湯は本館向いの湯棟にあり、大きめの浴槽を仕切り板で男女別に分けているが下部で繋がっている。また、露天風呂は本館
から100mぐらい離れた高松川沿いにあり、灰白色のお湯である。 (2009年7月)

    
左より、 「建 物」 ・ 「内 湯」 ・ 「湯棟入口」

泉 質・単純硫黄泉 低張性酸性高温泉 (自家源泉)
泉 温・89.7℃(源泉)  pH・2.4
特 徴・微硫化水素臭、鉄錆味、加水、掛け流し、飲泉可
適応症・高血圧症、動脈硬化症など
風呂数・内湯(男1、女1) うたせ湯 露天風呂(混浴1) シャワーなし
所在地・秋田県湯沢市高松字泥湯沢25
T E L・0183-79-3035
入浴のみ・大人300円
交通(車)・東北道一ノ関ICよりR342・R398・県道経由で約72q




★ 川原毛大滝湯 ・強酸性泉(微黄色)
川原毛地獄は、青森県の恐山や富山県の立山と並ぶ日本三大霊地の一つで、渓谷から熱湯が湧き出
して沢水と混じり合い、湯の川となって流れ下る途中に川原毛大湯滝がある。湯滝の滝壺は、日本一
の天然露天風呂といわれており、温泉水の酸性度は 玉川温泉に次ぐ高さで
しぶきが目に入ると痛さを感じる。

お湯は、微黄色で強酸味があり温めなので長く入っていられる。 滝壺は浅めなので 子供でも安心して
入浴できるが、混浴なので水着持参がよい。 高さ20mの断崖から流れ落ちる豪快な湯滝を見上げ
ながらの入浴は迫力がある。

また、この一帯では どこでも適温の場所を選んで 自分の好きなように露天風呂が造れる。
入浴時期は7〜9月頃まで。(2009年7月)

泉 質・強酸性泉
泉 温・96℃(源泉)  pH・1.4
特 徴・硫化水素臭、強酸味、天然掛け流し
適応症・不 明
交通(車)・小安峡から木地山高原を経て舗装された狭い林道をしばらく奥に入ると川原毛地獄入口の駐車場に着く。
       そこから遊歩道を15分ほど歩く。




● 乳頭温泉郷
開湯は江戸時代初期とされ、秋田藩の湯治場として栄えた。田沢湖の北東に広がる、田沢湖高原の乳頭山(烏帽子岳)山麓に
7つの温泉が点在する。 鶴の湯・黒湯・孫六・蟹場・大釜・妙乃湯・休暇村田沢湖高原からなり、どこも1軒宿の温泉で個性的な
魅力を持っている。

ここは、最近の秘湯ブームで一躍有名になったが、鶴の湯だけがクローズアップされてしまった。 しかし、黒湯や孫六温泉は
鄙びた秘湯気分を残し、それぞれの温泉が違った泉質の源泉を持っているのも楽しみのひとつ。

乳頭温泉郷は、鶴の湯を除いて徒歩2〜10分で行ける距離なので、のんびりと散策しながらの 湯めぐりもおすすめ。
近くには、休暇村乳頭スキー場や田沢湖高原温泉郷などがある。



★ 黒湯温泉 ・硫黄泉(乳白色)
黒湯温泉は、乳頭温泉郷の中で最奥に位置し、黒湯沢と先達川が合流する谷間に一部茅葺き屋根の建物が寄り添うように
建っている。 ここは、鶴の湯に次いで歴史が古く、鄙びた湯治場的雰囲気を持つ温泉である。黒湯と聞くと、黒いお湯を思い
浮かべるが、ここではアルカリ性のお湯を黒湯、酸性のお湯を白湯というのだそうだ。

浴場は2ヶ所あり、上の湯には 内湯と、うたせ湯・露天風呂(すべて混浴)、下の湯には男女別の内湯と女性用露天風呂・
うたせ湯 (無料貸切) がある。

泉質は硫黄泉だが、2種類あり成分が少し異なる。 しかし、源泉温度が高いために加水されている。 (2009年9月)

    
左より、 「建 物」 ・ 「上の湯 露天風呂」 ・ 「上の湯 露天風呂」

    
左より、 「上の湯 内湯」 ・ 「上の湯 うたせ湯」 ・ 「下の湯 源泉」

@ 泉 質・単純硫黄泉(硫化水素型)
  泉 温・71℃(源泉) (自家源泉)

A 泉 質・酸性硫黄泉
  泉 温・85℃(源泉) (自家源泉)

特 徴・硫化水素臭、加水、掛け流し (温泉分析表無掲示)
適応症・(浴用)高血圧、動脈硬化、リウマチ、運動障害。糖尿病など
     (飲用)糖尿病、リウマチ、運動障害、痛風など
風呂数・内湯(混浴1、男1、女1) 露天風呂(混浴1、女1) うたせ湯(混浴 1、無料>貸切 1) シャワーなし
     その他に宿泊者用の内湯あり
所在地・秋田県仙北市田沢湖田沢生保内字黒湯沢2-1
T E L・0187-46-2214
入浴のみ・大人400円  7:00〜18:00
営業期間・5月上旬〜11月中旬まで
交通(車)・東北道盛岡ICよりR46・R341・田沢湖高原経由で約58q。田沢湖高原温泉郷を過ぎ いちばん奥まで行く。
 休暇村田沢湖高原手前を右折し、狭い舗装路を入ると突き当たりに黒湯と孫六温泉共用駐車場あり。 そこから、
 狭い道を少し谷下へ降りる。





★ 孫六温泉 ・2つの泉質(乳白色・無色透明)
孫六温泉は、黒湯温泉と並んで 鄙びた湯治場的雰囲気を持つ温泉である。 ここは、明治39年に湯治宿として開業されたが、
雪の多い冬でも休まず営業している。 建物のすぐそばを流れている先達川沿いには、鄙びた雰囲気の小さな湯小屋が立ち
並んでいる。

源泉は4つあり 泉質が2種類で、昔から 「山の薬湯」 として知られている。また、源泉は浴槽のすぐ隣りから湧き出している
のでお湯が新鮮だ。 (2009年9月)

    
左より、 「温泉全景」 ・ 「建物入口」 ・ 「露天風呂」

@ 泉 質・単純硫黄泉(硫化水素型)
  泉 温・54℃(源泉) (自家源泉)
  特 徴・乳白色、硫化水素臭、源泉100%掛け流し

@ 泉 質・単純泉(ラジウム含有)
  泉 温・52℃(源泉) (自家源泉)
  特 徴・無色透明、無味無臭、源泉100%掛け流し (温泉分析表無掲示)

適応症・婦人病、胃腸、神経症、リウマチ、切り傷など
風呂数・内湯(混浴3、男1、女1) 露天風呂(混浴2、女1) うたせ湯(混浴1、貸切1) シャワーなし
所在地 秋田県仙北市田沢湖田沢先達沢国有林地内
T E L・0187-46-2224
入浴のみ・大人400円(2時間) 7:00〜17:00 (夏期は6:00〜18:00)
交通(車)・東北道盛岡ICよりR46・R341・田沢湖高原経由で約58q。黒湯温泉と共用の駐車場から歩いて約5分。
       また、大釜温泉からも散策路経由徒歩約10分で行ける。





★ 妙乃湯温泉・2つの泉質(茶色・無色透明)
妙乃湯は、黒湯や孫六温泉に沿って流れる 先達川の少し下流にある温泉で、建物は小ぢんまりとしているが新しく洒落た
雰囲気の宿である。玄関を入ると、館内にはクラシック音楽が流れ お香が焚かれている。

ここは、兵庫県の有馬温泉と同じく、「金の湯 (茶色)」、「銀の湯 (無色透明)」 と名付けられた 2つの源泉を所有している。
しかし、銀の湯は源泉温度が低いために加温されている。

内湯 ・ 露天風呂とも、2種類の源泉が別々の浴槽へ掛け流しにされており、混浴露天風呂からは先達川沿いのロケーション
を楽しむことができる。 (2009年9月)

    
左より、 「建 物」 ・ 「半露天風呂」 ・ 「混浴露天風呂」

  @ 金の湯
  泉 質・弱酸性鉄泉(酸性-カルシウム・マグネシウム-硫酸塩泉) (自家源泉)
  泉 温・56.3℃(源泉)  pH・2.52 
  特 徴・茶色、鉄錆臭、源泉100%掛け流し

  A 銀の湯
  泉 質・単純泉 (自家源泉)
  泉 温・41.9℃(源泉)   pH・6.5
  特 徴・無色透明、無味無臭、加温、掛け流し

適応症・慢性皮膚病、動脈硬化症、きりきず、やけどなど
風呂数・内湯(男1、女1) 半露天風呂(男1、女1) 混浴露天風呂2 貸切露天風呂1
所在地・秋田県仙北市田沢湖田沢生保内字駒ケ岳2-1
T E L・0187-46-2740
入浴のみ・大人700円 10:30〜14:30(休憩付き)
交通(車)・東北道盛岡ICよりR46・R341・田沢湖高原経由で約57q





★ 休暇村 田沢湖高原・2つの泉質(乳白色・微緑色)
休暇村 田沢湖高原は、乳頭温泉郷の入り口にある大きな公共の宿で、キャンプ場やテニスコート、乳頭スキー場などのレク
リエーション施設も備えている。 建物やお風呂はきれいで、周りをブナ林に囲まれているため静かな雰囲気が楽しめる。

泉質は2種類あり、田沢湖高原温泉の源泉から引湯した硫黄泉と、自家源泉の重曹泉を堪能できる。 露天風呂は乳白色の
硫黄泉で、悪天候でも入浴できるように屋根と板塀が付いている。 内湯も広く、大きい浴槽には重曹泉、
小さめの浴槽には硫黄泉が掛け流しにされている。

なお、設備がよいので ここに宿泊し、他の6湯を湯めぐり帖で入湯するのがおすすめ。(2009年9月)

※ 湯めぐり帖 乳頭温泉郷のうち1ヶ所に宿泊すると1冊1000円で購入でき、温泉郷内すべての温泉に入湯する
            ことができる帖。有効期限もなく大変お得だ。


    
左より、 「建 物」 ・ 「内 湯」 ・ 「露天風呂」

@ 泉 質・単純硫黄泉(硫化水素型) (田沢湖高原温泉源泉)
  泉 温・49.7℃(源泉)  pH・5.2
  特 徴・乳白色、硫化水素臭、源泉100%掛け流し
  適応症・高血圧症、動脈硬化症、慢性皮膚病、糖尿病など

A 泉 質・純重曹泉(ナトリウム-炭酸水素泉) (自家源泉)
  泉 温・52.7℃(源泉)  pH・6.5
  特 徴・透明微緑色、無味無臭、源泉100%掛け流し
  適応症・きりきず、やけど、慢性皮膚病など

風呂数・内湯(男2、女2) 露天風呂(男1、女1)
所在地・秋田県仙北市田沢湖田沢駒ケ岳2-1
T E L・0187-46-2244
入浴のみ・大人400円  8:00〜18:00
交通(車)・東北道盛岡ICよりR46・R341・田沢湖高原経由で約56q





玉川温泉・強酸性泉(微黄色)
開湯は江戸時代初期とされ、古くから効能が高い温泉湯治場として知られている。 玉川温泉は、十和田八幡平国立公園の
焼山山麓にある大きな1軒宿の温泉で、国民保養温泉地にも指定されている。

源泉湧出量は毎分9000gで 1ヶ所から湧出する量としては日本一で、泉質もラジウムを含む塩酸を主成分とした日本一の
強酸性泉である。

浴場は大きな木造の温泉館方式で、熱湯 (源泉100%) や 温湯 (加水50%) ・ 寝湯 ・ サウナなどがある。 お湯は、強酸性の
ために肌の弱い人は湯ただれをおこすことがあるので注意が必要。 また、金属はすぐに錆びるので、アクセサリー・時計
などはお湯に入れないようにすること。

宿から、整備された遊歩道を少し上ると、源泉が大量に湧き出ている大噴 (おおぶけ) や岩盤地帯があり、火山性ガスが
いたるところから噴き出している。その近くには、乳白色をした小さな露天風呂もある。

この一帯はラドンが空気中に放出されており、熱い岩盤の上にゴザを敷いて寝る 岩盤浴湯治法が有名で、不治の病にも
効くといわれている。 (2009年9月 再訪)

    
左より、 「湯治部建物」 ・ 「大浴場」 ・ 「大噴(おおぶけ)」

泉 質・強酸性泉(酸性-含二酸化炭素-アルミニウム・鉄(U)-塩化物泉)
     低張性酸性高温泉 (玉川温泉源泉)
泉 温・98℃(源泉)  pH・1.2
特 徴・硫化水素臭、強酸味、源泉100%掛け流し (熱湯)
適応症・(浴用)慢性皮膚病、慢性婦人病、高血圧症、動脈硬化症など
      (飲用)慢性消化器症、慢性便秘、貧血など
風呂数・内湯(男女別) 多彩なお風呂
所在地 秋田県仙北市田沢湖田沢玉川温泉
T E L・0187-58-3000
入浴のみ・大人600円
交通(車)・東北道盛岡ICよりR46・R341経由で約80q  





● 金 浦 はまなすSPA・強食塩泉(薄茶色・紅茶色)
はまなすSPAは、にかほ市が運営する温泉保養施設である。 ここは、平成9年に創業し
安い料金で宿泊もできるため、地元でも人気のあるところだ。

源泉は3本所有しており、総湧出量は毎分400L以上と豊富で、源泉かけ流しのお湯が
浴槽から溢れ出ている。 また、3本の源泉を別々の浴槽に注入しているため、薄茶色と
紅茶色のお湯を一度に楽しむことができる。

広い男女別の浴場には多彩なお風呂があり、お湯はとても塩辛い味でツルツル感が
ある。 秋田県南部から青森県までの日本海沿岸には、このような強食塩泉の温泉が
多く点在している。 (2010年6月)




    
左より、 「内 湯」 ・ 「露天風呂」 ・ 「薄茶色のお湯」

泉 質・強食塩泉(ナトリウム-塩化物強塩泉) 高張性中性高温泉 (自家源泉3本)
泉 温・43.1〜52.4℃(源泉)
特 徴・かん苦味、源泉100%掛け流し
適応症・きりきず、やけど、慢性皮膚病など
風 呂・男女別浴場 (持続湯・気泡風呂・ジェット風呂・打たせ湯・サウナ・露天風呂など)  男女時間交替制
所在地・秋田県にかほ市金浦(このうら)字中谷地20-1
T E L・0184-38-2246
入浴のみ・大人300円 7:00〜21:00
交通(車)・山形酒田みなとICよりR7を秋田方面へ。秋田県に入り、道の駅・象潟ねむの丘を過ぎ5分ほど走ると
       右側に建物が見えてくる。