厳選良質温泉 青森


ここでは、次のような条件を基にして良質な温泉を選びました。

   1、源泉100%もしくは加水が最小限である。
   2、掛け流しで循環ろ過をしていない。
   3、日帰り入浴ができる。
   4、お湯の管理や設備がよい。(泉質重視のため設備面で一部例外あり)
   5、同一温泉地で泉質が同じ場合は、ロケーション・設備等を重視して選択。
   6、共同浴場については、メンテナンスの良さや清潔感のあるところのみを選択。
   7、「美肌の湯」 の成分、メタケイ酸が温泉水1kg中に100mg以上含まれるところは数値を掲載。

なお、ここに挙げた泉質データは、あくまでも源泉湧出口のお湯を測定したものです。ですから、実際の浴槽に注がれるまで
の環境や方法等で、表記したデータとは、やや異なる場合があります。





八甲田温泉郷
青森県中央部にそびえる八甲田連峰の山麓には、酸ヶ湯 ・ 荒川 ・ 城ヶ倉 ・ 寒水沢 ・ 八甲田 ・ 猿倉 ・ 谷地 ・ 蔦温泉などの
個性的な温泉が多く点在しており、湯の国 青森を代表する温泉郷である。

これらの温泉には、歴史の古い湯治宿の温泉 (酸ヶ湯 ・ 谷地 ・ 蔦温泉) と、歴史の新しい温泉があり 泉質もそれぞれ違って
いる。 近くには、八甲田スキー場や田代平高原、蔦沼 ・ 赤沼 ・ 黄瀬沼などの湖沼群がある。
 (旅館やホテルなど9軒、共同浴場なし)

 酸ヶ湯温泉旅館酸性硫黄泉(乳白色)
開湯は江戸時代中期とされ、昭和29年に国民保養温泉第1号に指定された。 建物の規模も大きいが、平日でも入浴客が多く
混雑している。 (1軒宿)

 荒川温泉(八甲田ホテル)酸性明礬泉(無色透明)
酸ヶ湯温泉近くにある日本最大級木造建築のリゾートホテルで、本棟はカナダ産などの木材を使用したログ造り。酸ヶ湯温泉
旅館の姉妹館だが、日帰り入浴は不可。 (1軒宿)

 城ヶ倉温泉(ホテル城ヶ倉)単純泉(無色透明)
北欧風のモダンな建物で、露天風呂は冬でも入れる。 (1軒宿)

 寒水沢温泉(ホテルなど2軒)含食塩-重曹泉(無色透明)
八甲田スキー場にあり、八甲田温泉郷では最も新しい温泉。

 八甲田温泉(遊仙)酸性明礬泉、含土類-石膏-芒硝泉(微白濁・微青味)
泉質の異なる2つの源泉を所有しており、珍しいラムネ湯 (明礬泉) がある。(1軒宿)

 猿倉温泉単純硫黄泉(乳白色、微青味)
源泉湧出量が豊富で、十和田湖温泉郷の すべての温泉施設に送湯している。(1軒宿)

 谷地温泉単純硫黄泉(乳白色、微白濁)
下記参照 (1軒宿)

 蔦温泉旅館含食塩-石膏泉、含食塩-重曹-芒硝泉(無色透明)
下記参照 (1軒宿)




★ 谷地温泉 ・硫黄泉(微白濁・乳白色)
開湯は江戸時代初期とされ、北海道ニセコ薬師温泉や徳島祖谷温泉とともに、日本三大秘湯に数えられる1軒宿の温泉で
ある。「やち」 とは湿原のことを意味し、宿のすぐ目の前には谷地湿原が広がっている。しかし、現在では R103が整備され
ており、入浴客も多いので 秘湯とは言い難い。


建物は山荘風で古く 鄙びた湯治宿という雰囲気だが、泉質の異なる源泉が4ヶ所から湧出している。浴場は木造りの湯小屋
風で、やや大きめの 「ぬる湯」 と小さめの 「熱湯」 があり、入口には上がり湯用の小さな湯溜もある。

ぬる湯 (霊泉) は、ヒバ造りの浴槽の底から微白濁の硫黄泉が自然湧出している。 また、熱湯 (上の湯) は、少し離れた
ところから引湯されている乳白色の硫黄泉が溢れている。

泉質は、硫化水素型の単純硫黄泉だが、弱酸性のためにマイルドな浴感である。 なお、効果的な入浴法としてはぬる湯に
30分ぐらいゆっくり浸かってから熱湯に入るのがよいという。 (2010年10月 再訪)

    
左より、 「谷地湿原」 ・ 「建 物」 ・ 「建物入口」

    
左より、 「廊 下」 ・ 「ぬる湯」 ・ 「熱 湯」

  @ ぬる湯 (霊泉)
 泉 質・単純硫黄泉(硫化水素型) 低張性弱酸性温泉 (自家源泉)
 泉 温・38.0℃(源泉)  pH・4.51
 特 徴・微白濁、硫化水素臭、自然湧出、源泉100%掛け流し
  A 熱 湯 (上の湯)
 泉 質・単純硫黄泉(硫化水素型) 低張性弱酸性温泉 (自家源泉)
 泉 温・42.0℃(源泉)  pH・5.2
 特 徴・乳白色、硫化水素臭、掘削動力楊湯、源泉100%掛け流し飲泉可
  B 上がり湯
 泉 質・単純硫黄泉(硫化水素型) 低張性弱酸性温泉 (自家源泉)
 泉 温・36.0℃(2本の源泉から引湯)
 特 徴・微白濁、硫化水素臭  (H.17.4.27 分析)

適応症・(浴用) 高血圧症、動脈硬化症、慢性皮膚病など
      (飲用) 慢性消化器病、慢性便秘、胆石症など
風呂数・内湯のみ (男2、女2)
所在地・青森県十和田市大字法量字谷地1
T E L・0176-74-1181
入浴のみ・大人500円 10:00〜18:00
交通(車)・東北道黒石ICより R102 - R394 - R103 経由で約36km




★ 蔦温泉旅館 ・2つの泉質(無色透明)
開湯は江戸時代初期とされ、現在の旅館は明治42年に開業したものである。 南八甲田のブナ原生林に囲まれた1軒宿の温泉
で、明治・大正時代の歌人 大町桂月が晩年を過ごしたところとしても知られている。近くには、蔦沼をはじめとする 「蔦の七沼」
があり、遊歩道も整備されている。

建物は、レトロな本館 (大正7年築) と裏手にある別館 (昭和35年築)、そして鉄筋コンクリート3階建ての西館 (昭和63年築)
があり規模も大きい。 浴場は、「久安の湯」 と 「泉響の湯」 の2ヶ所で、どちらも木造りの湯小屋風で広い。

久安の湯は大きな内湯が1つだけあり、男女時間交替制となっている。 また、泉響の湯は男女別の内湯があり、平成8年に
改築されたので比較的新しい。

どちらのお風呂も源泉の上に浴槽があり、ブナの底板の間から泉質の異なる源泉が自然湧出している。 お湯は、ツルツル感
のあるサラリとした浴感で、源泉温度が高い場合は加水される。 (2010年10月 再訪)

    
左より、 「蔦 沼」 ・ 「本 館」 ・ 「本館玄関」

    
左より、 「本館内部」 ・ 「久安の湯」 ・ 「泉響の湯」

  @ 久安の湯 (旧湯源泉)
 泉 質・含食塩-石膏泉 (ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉)  低張性中性高温泉 (自家源泉)
 泉 温・44.6℃(源泉)  pH・6.95  メタケイ酸 (H2SiO3)・174.3mg
 特 徴・無色透明、無味無臭、自然湧出、源泉100%掛け流し飲泉可、シャワーなし
  A 泉響の湯 (新湯源泉)
 泉 質・含食塩-重曹-芒硝泉 (ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉)  低張性中性高温泉 (自家源泉)
 泉 温・・46.9℃(源泉)  pH・6.95  メタケイ酸 (H2SiO3)・179.2mg
 特 徴・無色透明、無味無臭、自然湧出、源泉100%掛け流し飲泉可、シャワー1 (H.16.9.27 分析)、

適応症・(浴用) きりきず、やけど、慢性皮膚病など
      (飲用) 慢性消化器病、慢性便秘、胆石症など
風呂数・泉響の湯 (男1、女1)  久安の湯 1 (男性9:00〜20:00・女性21:00〜8:00)
所在地・青森県十和田市奥入瀬字蔦野湯1
T E L・0176-74-2311
入浴のみ・大人500円 10:00〜18:00
交通(車)・東北道黒石ICより R102 - R394 - R103 経由で約42km