厳選良質温泉 岩手


ここでは、次のような条件を基にして良質な温泉を選びました。

   1、源泉100%もしくは加水が最小限である。
   2、掛け流しで循環ろ過をしていない。
   3、日帰り入浴ができる。
   4、お湯の管理や設備がよい。(泉質重視のため設備面で一部例外あり)
   5、同一温泉地で泉質が同じ場合は、ロケーション・設備等を重視して選択。
   6、共同浴場については、メンテナンスの良さや清潔感のあるところのみを選択。
   7、「美肌の湯」 の成分、メタケイ酸が温泉水1kg中に100mg以上含まれるところは数値を掲載。

なお、ここに挙げた泉質データは、あくまでも源泉湧出口のお湯を測定したものです。ですから、実際の浴槽に注がれるまで
の環境や方法等で、表記したデータとは、やや異なる場合があります。





須川高原温泉・硫黄泉(乳白色・青白色)
開湯は江戸時代中期とされ、高原の湯治場として親しまれてきた。 須川高原温泉は、岩手・宮城・秋田の県境に跨る栗駒山
(須川岳・標高1627m) の北側中腹に位置し、国民保養温泉地にも指定されている1軒宿の温泉である。
また、秋田県境を挟んだ隣には栗駒山荘がある。

周辺の湿原には多くの高山植物が生育し、春から秋にかけては栗駒山登山のベースとしても知られている。また、周囲の
ロケーションもよく、雲海を眼下に眺めながら遠く鳥海山などが一望できる。近くには、「須川湖」や「名残ガ原」などがある。

源泉は、毎分6000リットル (岩手県一) もの湧出量を誇り、建物の裏手にある溶岩丘の下から自然湧出している。豊富な源泉
は、内湯の千人風呂と中浴場(霊泉の湯)、大露天風呂、そして屋外プールにも注がれており、隣の栗駒山荘にも引湯されて
いる。 また、建物裏手の岩盤地帯を少し登ると、地熱を利用した天然の蒸し風呂 おいらん風呂がある。

白濁したお湯は、熱めで濃い感じだがピリピリはしない。また、以前は余ったお湯を捨てていたが、これを利用して足湯が新設
された。

夜になると、大露天風呂の前にそびえる 大日岩がライトアップされ、頭上に広がる満天の星を見上げながらの入浴は最高で
ある。なお、この辺りは冬期間7mもの積雪で覆われるため、毎年11月〜5月ごろまでは閉鎖休業になる。 (2013年5月 再訪)

    
左より、 「建 物」 ・ 「正面玄関」 ・ 「裏手の源泉湧出地帯」

    
左より、 「足湯へ流れる湯の滝」 ・ 「大露天風呂と大日岩」 ・ 「おいらん風呂」

    
左より、 「千人風呂」 ・ 「霊泉の湯」 ・ 「大露天風呂」

泉 質・強酸性明礬・緑礬泉(酸性-含硫黄-鉄・アルミニウム-硫酸塩泉(硫化水素型)) 低張性酸性高温泉
泉 温・48.9℃(源泉)     pH・2.2    メタケイ酸 (H2SiO3)・230.5mg
特 徴・硫化水素臭、強酸味、源泉100%掛け流し
適応症・切り傷、火傷、慢性皮膚病、動脈硬化症、高血圧症など
風呂数・内湯(男2、女2) 露天風呂(男1、女1) 貸切風呂1 お湯と水の蛇口はあるがシャワーなし
所在地・岩手県一関市厳美町字祭畤山国有林46林班ト
T E L・0191-23-9337 (冬期閉鎖休業)   
入浴のみ・内湯・大露天風呂とも別々に大人500円 (千人風呂 9:00〜16:00 大露天風呂 5:00〜21:30)
交通(車)・東北道一ノ関ICよりR342経由で約40km




● 台温泉 (花巻温泉郷)

花巻市の奥座敷、花巻温泉を中心とした5つの温泉を総称して、花巻温泉郷という。大正12年にできた花巻温泉は、近代的な
大型ホテルが5軒もあるリゾート的な雰囲気だが、隣の台温泉は鄙びた昔ながらの温泉である。

台温泉の開湯は室町時代初期とされ、狭い山間の温泉街には 小ぢんまりとした旅館が多い。ここは、源泉湧出量が豊富な
ため花巻温泉にも分湯しており、源泉かけ流しのところが多い。 (源泉集中管理方式 源泉数10本・400L/分)

近くには、「釜淵の滝 (国名勝)」 や 「宮沢賢治記念館」 などがある。(台温泉 - 旅館やホテルなど16軒、日帰り施設1)

花巻温泉郷 花巻温泉(ホテル5・旅館1) ・ 新湯本温泉 (ホテル1のみ) ・ 金矢温泉 (公共宿泊施設1のみ)
          ひまわり温泉 (日帰り施設1のみ) ・ 台温泉




★ 観光荘・食塩芒硝泉(無色透明)
観光荘は、台温泉の入口近くにある旅館で、建物は古いが浴場は新しい。お風呂は内湯だけだが、サラリとした微硫化水素臭
のするお湯が溢れている。また、源泉温度が高いため浴槽を2つに仕切り、「熱湯」と「ぬる湯」に分けている。

台温泉では、近年日帰り入浴施設ができたため、入浴のみをさせてくれる旅館が少なくなった。しかし、観光荘は低料金で気軽に入浴できる 貴重なところである。 (2009年10月)

    
左より、 「建 物」 ・ 「男 湯」 ・ 「あつ湯」

泉 質・含食塩-芒硝泉 (含硫黄-ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型))
     低張性弱アルカリ性高温泉 (台温泉共同源泉)
泉 温・96.0℃(源泉)   pH・8.2    メタケイ酸 (H2SiO3)・101.2mg
特 徴・微硫化水素臭、加水、掛け流し
適応症・きりきず、やけど、慢性皮膚病、神経痛。動脈硬化症など
風呂数・内湯(男1、女1)  女性用2階 男性用3階
所在地・岩手県花巻市台1-166-1
T E L・0198-27-2244
入浴のみ・入浴のみ・大人400円 11:00〜21:30
交通(車)・東北道花巻ICより県道37・123号経由で約7km




● 花巻南温泉郷

花巻市の南西部、奥羽山脈を源とする豊沢川沿いに湧く8つの温泉(松倉・志戸平・渡り・大沢・山の神・高倉山・鉛・新鉛温泉)
を総称して、花巻南温泉郷と呼んでいる。このうち、松倉・志戸平・渡り温泉を除き、すべて一軒宿の温泉である。 開湯は遠く
神代の時代とされ、大沢温泉が発祥の地といわれている。

近くには、「鉛温泉スキー場」 や、「豊沢ダム」 ・ 「大空の滝」 などがある。(旅館やホテルなど11軒、共同浴場なし)



★ 鉛温泉 藤三旅館・単純泉(無色透明)
鉛温泉の歴史は古く、室町時代初期に この宿を営む藤井家の先祖が、山の中で一匹
の白猿が桂の木の根元から湧き出しているお湯で、傷を癒しているのを発見したのが
始まりとされている。そのため、館内には白猿を祀った小さなお宮もある。

地名の由来は、遠い昔から ここに金山があり、藩政時代になると 幕府に金を上納しな
いようにするため、鉛しか発掘されないと偽ったことから、この名前が付いたのだそうだ。

現在の藤三旅館は、昭和初期の創業で 建物は だいぶ老朽化しているが、木造3階建
の立派な造りで 「日本温泉遺産」 にも指定されており、田宮虎彦や宮沢賢治などの
文豪が愛した宿としても知られている。

館内は、旅館部と自炊部に分かれており、旅館部(本館)には1階に「龍宮の湯」と、2階
に「白糸の湯」(共に内湯1のみ)がある。この2つの浴場からは、豊沢川を挟んだ対岸にある小さな滝「白糸の滝」を見ることが
できる。

    
左より、 「玄 関」 ・ 「龍宮の湯」 ・ 「白糸の湯」

また、本館の地階には 創業当初からの名物岩風呂「白猿の湯」(男女混浴)がある。この浴槽は大きな小判型をしており、当初
1階と同じ高さで 湯底の天然岩の間から源泉が自然湧出していた。その後、湧出量が少なくなるたびに天然岩を掘り下げて
いったところ、現在の地階にまで下がったのだそうだ。 そのため、浴槽の深さが1.25mもあり立湯で入れる珍しい天然岩の
温泉である。

「白猿の湯」の深い浴槽に浸かり頭上を見上げると、3階ぐらいはありそうな高い吹き抜けが心地よい。しかし、現在は自然湧出
量が少ないため、湯底にパイプを通し そこから他の源泉(河鹿の湯 源泉)を注いでいる。 大きな浴槽の脇には、円形の小さな
浴槽もあり、温い源泉が湯底より自然湧出している。

    
左より、 「白猿を祀った お宮」 ・ 「白猿の湯」 ・ 「白猿の湯 全景」

また、「白猿の湯」 向い側には 新しくできた 「桂の湯」(男女別内湯と露天風呂) があり、豊沢川の せせらぎを間近にした野趣
を楽しむことができる 。白猿の湯から更に奥へ進むと自炊棟があり、豊沢川を眺めながら入れる「河鹿の湯」(男女別内湯)も
ある。

    
左より、 「桂の湯 内湯」 ・ 「桂の湯 露天風呂」 ・ 「河鹿の湯」

これら、5つの浴場のうち古い4つの浴場は、新しく「桂の湯」ができた時に改装されたのできれいになっている。源泉は現在4本
あり、どの浴槽も源泉100%掛け流しであるが、源泉湧出量を補うのと源泉温度を調節するために、各浴槽とも2本の違う源泉を
混合させ使用している。 そのため、泉質が微妙に異なっている。 (2010年10月 再訪)

 @ 桂の湯
泉 質・単純泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
泉 温・39.0℃ pH・7.8 湧出量・自然湧出のため計測不能(掘削自噴泉)
 A 上の湯
泉 質・単純泉(低張性アルカリ性高温泉)
泉 温・57.0℃  pH・8.5  湧出量・約140 L/分(掘削動力楊湯泉)
 B 下の湯
泉 質・単純泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
泉 温・50.2℃  pH・8.4  湧出量・約250 L/分(掘削動力楊湯泉)
 C 河鹿の湯
泉 質・単純泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
泉 温・50.4℃  pH・8.5  湧出量・約261 L/分(掘削動力楊湯泉)

浴槽別 源泉使用状況
 白猿の湯・桂の湯と下の湯を混合      桂の湯・下の湯と河鹿の湯を混合
 河鹿の湯・下の湯と河鹿の湯を混合    龍宮の湯と白糸の湯・上の湯と河鹿の湯を混合。

特 徴・無味無臭、源泉100%掛け流し
適応症・神経痛、リウマチ、胃腸病、慢性皮膚病など
風呂数・内湯(男3、女3) 露天風呂(男1、女1)
     天然岩風呂「白猿の湯」 (女性専用・8:00〜9:00と19:00〜20:30以外の時間は混浴)
所在地・岩手県花巻市鉛字中平75-1
T E L・0198-25-2311
入浴のみ・大人700円 7:00〜20:00 (年中無休)
交通(車)・東北道花巻南ICより地方道12号経由で約15km




★ 新鉛温泉 愛隣館 川の湯・二つの泉質(無色透明・微黄色)
愛隣館は、花巻南温泉郷の最奥に位置する1軒宿の温泉で、建物はホテル形式の立派
なものである。また、建物の裏手には豊沢川が流れており、橋で繋いだ対岸には広い
庭園も造られている。

玄関・フロントは4F、浴場は1Fで 立ち湯・バイブラ・サウナ などがある大浴場(「南部の湯」・「森の湯」)と、新しくできた「川の湯」の3ヶ所の浴場がある。

しかし、お風呂が全部で12もあるために大半のところが循環ろ過で、「森の湯」陶器風呂
と、「川の湯」にある陶器風呂 ・ 露天風呂 ・ 腰かけ湯 だけが掛け流しになっている。

この陶器風呂は、丸型1人用のものが2つ並べてあり 源泉100%掛け流しだが、源泉温度
が高いために 加水用の水瓶が設置されている。「川の湯」は、その名の通り、豊沢川の
せせらぎを間近に見ながら入浴できるので気持ちがよい。 また、浴感もサラリとして癖のないお湯である。

源泉は現在2本所有しており、新しく掘削された「第三黄金の湯」は飲泉もできる。飲泉所は「南部の湯」入口の小さな赤い鳥居
を潜ったところにあり、微硫化水素臭のする やや甘みのある味だ。 (2010年10月 再訪)

    
左より、 「川の湯」 ・ 「川の湯 - 腰かけ湯」 ・ 「川の湯 - 露天風呂」

    
左より、 「川の湯 - 陶器風呂」 ・ 「南部の湯 入口 - 飲泉所」 ・ 「森の湯 - 立ち湯」

 南部の湯・森の湯 浴場
@ 泉 質・ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉 低張性弱アルカリ性高温泉 (自家源泉)
  泉 温・67.4℃(源泉)   pH・7.8
  特 徴・無味無臭、掛け流し (陶器風呂のみ)
  適応症・(浴用) きりきず、やけど、慢性皮膚病など
      (飲用) 胆石症、胆のう炎、糖尿病、便秘など

 川の湯 浴場
A 泉 質・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉 低張性弱アルカリ性高温泉 (自家源泉)
  泉 温・48.5℃(源泉)   pH・8.3
  特 徴・無味無臭、源泉100%掛け流し (陶器風呂のみ)
  適応症・動脈硬化症、きりきず、やけど、慢性皮膚病など

浴 場・「南部の湯」・「森の湯」 - 内湯・露天風呂・立ち湯・陶器風呂・バイブラ・サウナなど。
     「川の湯」 - 内湯・露天風呂・腰かけ湯・陶器風呂。  3ヵ所とも 男女時間交替制
所在地・岩手県花巻市鉛字西鉛23
T E L・0198-25-2341
入浴のみ・大人800円 10:00〜19:00 (年中無休)
交通(車)・東北道花巻南ICより地方道12号経由で約15km




● 網 張 温 泉

開湯は遠く飛鳥時代とされ、江戸時代には山岳信仰から 網を張り立ち入り禁止にしたのでこの名前がついたそうだ。岩手山の
中腹標高750mに位置し、古くから霊泉と称えられ万病に効くといわれている。

網張温泉の元湯は 2kmほど上に登ったところにあり、源泉は 噴出する蒸気に水を混ぜ合わせることによってできる「蒸気造成
湯」である。

近くには、「網張スキー場」や「小岩井農場」などがある。 (宿泊施設 「休暇村 岩手網張温泉」 と 「ありね山荘」 のみ。
 日帰り施設 「休暇村 岩手網張温泉 ・ 温泉館」)




★ 休暇村 岩手網張温泉・硫黄泉(青白色・青味半透明)
ここは、1965年に網張スキー場とともにオープンした大規模な国民休暇村で、2005年7月に全面
改装された。そのため、部屋も比較的新しく眺めのよい高原風ホテルに生まれ変わった。

浴場は本館2ヶ所と、建物裏手の谷底にある 名物混浴野天風呂「仙女の湯」がある。また、少し
離れたところには、本館より吊り橋で連絡された日帰り入浴施設「温泉館」もある。

入浴料は各々別々になっているが、宿泊者は全て無料で湯めぐりができる。(2010年10月 再訪)

  各風呂の特徴
東館 内湯・「白泉の湯」 - 源泉をそのまま注いでいるため熱い。(青白色)

内湯・「やすらぎの湯」 - 源泉をろ過して湯花を取り除いているが熱い。(青味半透明)

西館 内湯・露天風呂「見晴の湯」 - 加水量が多い。眺望は第一。(青味半透明) 「見晴の湯」

混浴野天風呂「仙女の湯」 - 源泉をそのまま注いでいるため熱い。お湯の濃さは第一。 亀滝を
                   眺めながらの入浴は野趣満点。(青白色)

温泉館 内湯・露天風呂 - 加水量が多い。(青味半透明)

    
左より、 「建物入口」 ・ 「東館 内湯・白泉の湯」 ・ 「西館 内湯・見晴の湯」

    
左より、 「仙女の湯」 ・ 「温泉館入口」 ・ 「温泉館 露天風呂」

泉 質・単純硫黄泉(硫化水素型) 低張性弱酸性高温泉 (網張温泉元湯新湯 掘削自噴泉47m)
泉 温・76.7℃(源泉)   pH・4.1    ラドン含有量・0.27マッヘ/kg
特 徴・硫化水素臭、源泉100%掛け流し (白泉の湯・仙女の湯のみ)
適応症・慢性皮膚病、切り傷、高血圧症、動脈硬化症など
風呂数・内湯(男3、女3) 露天風呂(男2、女2) 野天風呂(混浴1)
所在地・岩手県岩手郡雫石町長山字小松倉14-3
T E L・019-693-2211
入浴のみ本館 大人500円 8:00〜17:00  仙女の湯 大人100円 8:00〜日没まで  温泉館 大人500円 9:00〜19:00
交通(車)・東北道盛岡ICよりR46、県道網張温泉線経由で約20km




● 玄 武 温 泉

岩手山南麓 葛根田川沿いにある小さな温泉で、これまでに岩手山の火山活動により 何回か源泉が枯渇している。現在の
源泉は、平成13年に掘削されたもので、「小袖山の湯」と呼ばれている。

源泉湧出時には無色透明だが、空気に触れると 黄褐色に変わるので 「玄武にごり湯」 とも呼ばれている。これは、鉄分と
マグネシウムが 空気と結合して濁るのだそうだ。 (源泉1本を集中管理 - 掘削動力楊湯 125 L/分)

近くには、「玄武洞」 (平成10年の地震で崩壊) や「葛根田渓谷」 などがあり、新緑や紅葉時期が特に素晴らしい。
(旅館やホテルなど6軒、共同浴場なし)



★ 四季の里 いさみや旅館・食塩重曹泉(黄褐色)
いさみや旅館は、小ぢんまりとした建物だが よく手入れされているのできれいである。

お風呂は、小さめの内湯と露天風呂が離れてあり、男性用露天風呂からは小さな滝
(玄武の滝)を眺められる。

この露天風呂は、深さが70cmほどあるので注意が必要。鉄錆臭のするお湯は、ツル
ツルとして 肌触りがよい。(2010年10月 再訪)






    
左より、 「内 湯」 ・ 「女性用露天風呂」 ・ 「男性用露天風呂」

泉 質・含食塩-重曹泉(ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉) 低張性中性高温泉 (玄武温泉共同源泉)
泉 温・49.0℃(源泉)     pH・7.0    メタケイ酸 (H2SiO3)・146.6mg
特 徴・微鉄錆臭、源泉100%掛け流し
適応症・きりきず、やけど、慢性皮膚病など
風呂数・内湯(男1、女1) 露天風呂(男1、女1)
所在地・岩手県岩手郡雫石町長山字網張1-38
T E L・019-693-3360
入浴のみ・大人500円 9:00〜14:00
交通(車)・東北道盛岡ICよりR46、県道212経由で約22km




● 国 見 温 泉

開湯は江戸時代中期とされ、南部藩の湯治場として知られていた。秋田駒ケ岳の南麓、標高860mに位置する山間の温泉で、
岩手県側 秋田駒ケ岳の登山基地にもなっている。

近くには、「国見キャンプ場」 や 「竜川渓谷」などがある。(旅館など2軒、日帰り施設1)

    石塚旅館 ・ 森 山荘 、 国見山荘 (町営日帰り施設)



★ 石塚旅館・硫黄泉(緑色・黄緑色)
石塚旅館は、江戸時代後期に初代の館主が、南部藩から温泉の権利を買い取り創業したのが始まりである。現在の建物は
山荘風だが古く、電気も自家発電なのでドライヤーなどは備えていない。

しかし、源泉は成分が濃く 岩手県一といわれており、その日によって色や温度が微妙に変化する。ここのメインは、混浴の
露天風呂で 周りに大きな岩を巡らせている。 浴槽も大きめの長方形で深めになっており、黄緑色をしたお湯の底には白い
泥状の湯花が堆積している。

内湯は、大浴場と小浴場があり、お湯の色は緑色で屋内のせいか露天風呂よりも熱く感じた。また、飲泉もできるが苦味の
あるマズイ味で、消化器病に効くのだそうだ。

源泉湧出量も豊富なようで 隣りの森山荘にも引湯されている。なお、周辺一帯は東北地方でも 指折りの豪雪地帯のため、
営業期間は 5月から11月までとなっている。 (2009年5月)

    
左より、 「霧に霞む建物」 ・ 「混浴露天風呂」 ・ 「内湯大浴場」

泉 質・含重曹-土類硫化水素泉(含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉(硫化水素型))
     低張性中性高温泉
泉 温・54.5℃(源泉)   pH・7.1
特 徴・強苦味鹹味、源泉100%掛け流し飲泉可。日により色や温度が変化する。
適応症・慢性皮膚病、慢性婦人病、糖尿病、切り傷、火傷など
風呂数・内湯(男2、女2) 露天風呂(混浴1、女1)
所在地・岩手県岩手郡雫石町橋場国見温泉
T E L・(衛星)090-3362-9139 (雫石事務所)019-692-3355
入浴のみ・大人400円 8:00〜19:00
交通(車)・東北道盛岡ICよりR46を秋田方面へ。 雫石を過ぎ「ドライブイン国見」前を看板に従って右折し旧R46を
       7.5km上る。(盛岡ICから約35km)




● 松 川 温 泉
開湯は江戸時代中期とされ、地元の湯治場として親しまれてきた。岩手山北西麓のブナ林に囲まれた松川渓谷沿いに3軒の
宿が点在している。

近くには、「松川玄武岩」や「地熱発電所」などがある。(旅館など3軒、共同浴場なし)



★ 松 楓 荘・硫黄泉(青白色)
松楓荘は、松川温泉の入り口にある温泉宿だが、建物はだいぶ老朽化している。しかし、ここには
個性的な5つのお風呂があり、お湯の質も松川温泉では第一である。

男女別の内湯は、大きな岩で仕切られており、浴槽は深めで熱い硫黄泉が勢いよく注がれている
が、源泉温度が高いために加水されている。 また、松川沿いには混浴の露天風呂があり、紅葉
時期には眺めがよい。

そして、建物から出て松川に架かった木橋を渡ると、名物の手彫り岩風呂がある。ここは、浴槽の
底と岩の間から源泉が湧き出ており、何ともいえない風情を醸し出している。 源泉は全部で5本
あり、すべて自然湧出である。(2009年10月 再訪)

泉 質・単純硫黄泉(硫化水素型) (自家源泉)
泉 温・61.6℃(源泉)   pH・5.0  ラドン含有量・1.07マッヘ/kg
特 徴・硫化水素臭、加水、掛け流し
適応症・切り傷、火傷、慢性皮膚病など
風呂数・内湯(男1、女1) 露天風呂(混浴1、女1) 岩風呂(混浴1)
所在地・岩手県東八幡平市松尾寄木1-41
T E L・0195-78-2245
入浴のみ・大人500円 8:00〜19:00(5〜10月は20:00まで)
交通(車)・東北道松尾八幡平ICより八幡平樹海ライン方面へ約13km

    
左より、 「建物入口」 ・ 「松 川」 ・ 「木橋から露天岩風呂へ続く桟橋」

    
左より、 「木橋から見た建物」 ・ 「内 湯」 ・ 「混浴露天風呂」




● 藤七温泉 彩雲荘・硫黄泉(青白色・泥色)
八幡平の標高 約1400mに湧く 東北地方で最も高いところにある雲上の温泉。近くには、
「涼風の滝」や「太古の息吹」などがある。

現在は、彩雲荘のみが営業しており、建物は古いが 周りは火山地帯で野趣に富んだ
ロケーションを楽しめる。

お風呂は、内湯や露天風呂が8ヶ所もあり、湯量も豊富で それぞれ趣の違った雰囲気
を味わえる。中でも、建物の一番奥にある混浴露天風呂は、底からプクプクと源泉が
湧き出しており、泥湯と化して野趣満点である。

また、ここから少し登ったところにも天然の野天風呂がある。なお、冬期は豪雪地帯の
ために休業となる。 (2009年10月 再訪)

    
左より、 「内 湯」 ・ 「男性用露天風呂」 ・ 「混浴露天風呂」

泉 質・単純硫黄泉(硫化水素型) 低張性酸性高温泉 (自家源泉)
泉 温・90.0℃(源泉)   pH・2.8    ラドン含有量・0.42マッヘ/kg
特 徴・硫化水素臭、加水、掛け流し
適応症・慢性皮膚病、切り傷、高血圧症、動脈硬化症など
風呂数・内湯(男1、女1、混浴1) 露天風呂(男2、女2、混浴1) 野天風呂(混浴1)
所在地・岩手県東八幡平市松尾寄木北の又
T E L・090-1495-0950
入浴のみ・大人500円 9:00〜17:00 (11〜4月中旬頃まで休業)
交通(車)・東北道松尾八幡平ICより県道45号・八幡平アスピーテライン経由で約30km




● 安比高原温泉郷

国内最大級のAPPIスキー場を中心とした一大リゾート地、安比高原に点在する7つの温泉を総称して、安比高原温泉郷という。安比高原は雄大な自然と共に、ゴルフ場、テニスクラブ、牧場、ホテルやペンション、民宿などがあり、四季を通して楽しむこと
ができる。

近くには、「田代平 (たしろたい) 高原」 や、「不動の滝 (日本の滝百選)」 などがある。

安比高原温泉郷 APPI 温泉パティオ ・ 岩畑の湯 ・ モルデンの湯 ・ かみの湯 ・ フロンティアの湯 ・ あずみの湯 ・
             新安比温泉 (いずれも 1軒ずつの施設)




★ フロンティアの湯・食塩重曹泉(薄茶色)
フロンティアの湯は、温泉民宿「かわの」が経営する日帰り入浴施設である。創業は平成10年で、建物も比較的新しく宿泊棟は
道路を挟んだ向い側に建っている。

ここの源泉は、湧出量が豊富なため 源泉100%掛け流しで 飲泉もできる。薄茶色をしたお湯は ツルツル感があり、アトピーや
慢性消化器病に よく効くといわれている。

浴場は ガラス張りで広く、L 字型をした大きめの内湯と小さめの露天風呂、蒸気サウナがある。 しかし、源泉温度がやや低い
ために加温している。 (2009年10月)

    
左より、 「建 物」 ・ 「内 湯」 ・ 「露天風呂」

泉 質・含食塩-重曹泉(ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉) 低張性弱アルカリ性高温泉 (自家源泉)
源泉湧出量・187 L/分
泉 温・47.5℃(源泉)   pH・7.6
特 徴・微鉄錆臭、源泉100%掛け流し飲泉所あり
適応症・(浴用) きりきず、やけど、慢性皮膚病など
      (飲用) 慢性消化器病、糖尿病、肝臓病など
風呂数・内湯(男1、女1) 露天風呂(男1、女1) 蒸気サウナ(男1、女1)
所在地・岩手県八幡平市細野434-1
T E L・0195-72-5740
入浴のみ・入浴のみ・大人500円 10:00〜21:00
交通(車)・東北道松尾八幡平ICよりR282経由で約15km